ビープラウドに入社して2年間で一番学んだこと

この記事は BeProud Advent Calendar 2018 の3日目です。

さて、何書くか考えてなかったまま担当の日を迎えてしまいました。そう言えばちょうど2年前の昨日ビープラウドに入社してから、技術者として転職エントリ書いてなかったと思うので今更書こうと思います。(非技術者向けの転職エントリは書いています

何で転職したんだっけ?

前職ではメイドが原因で失脚しました。というのは半分面白くするための冗談です。今から7年前、前職は小さな会社でしたが「これから大きくなるぞ!」という勢いがありました。その時技術リーダーだった僕は発言権もそこそこあり「良い技術チームを作りたい」という意欲に燃えていました。しかし結果的によくある保守的な階層組織になってしまい、気づいたら発言権も失い、大変憂鬱な気持ちになっていました。

「当初色々意見を言えたのに、思ったのと違う結果になったのはなぜだろう。」「いっそ自分が作りたかった雰囲気に近いチームに、自らが飛び込んでみたら分かるのではないか?」「じゃあ、それに一番近いのはどこだろう?」そこで注目したのがビープラウドでした。実は、7年前の僕が参考にウォッチしていたいくつかの会社の一つだったんです。

幸い採用ページを見るとこう思いました。

Python以外のスキルセットはぴったりカバーしているじゃん!!

Pythonが書きたくてビープラウドに入ったわけじゃなくてごめんなさい!ガチガチのJava屋さんだったので入社するまでPythonは全然書いたことがなかったです。Pythonは勉強しました。PyQっていうサービスで! Dog feeding!?

ビープラウドに2年いて学んだこと

流石に2年もいたんだから何か掴めたはずです!入社以来僕を変えたことを、大きかった順に書いてみようと思います。

1. 時間を大切にする

「susumuisは話が長い、文章が長い」とはめっちゃ言われました。

入社して最初の自己紹介では1時間以上話し続け、その後も社内勉強会で20分の枠に40分話すなど時間配分がとにかく苦手でした。また、文章を書くと「susumuisの文章は長くて読みづらい」とめっちゃ言われました。

人の時間は貴重です。説明が長ければそれだけ相手の時間を奪ってしまいます。相手の時間を尊重する、自分の時間も大切にするという感覚が欠如してたんですね。

2. わかりやすく伝える努力をする

「もっと分かりやすい図を書いて」みたいな指導をけっこうされました。

「仕様書は行間読め」僕はそんな文化で感じの人でした。汲める人が偉い人そう思っていました。ところが、この会社の人たちめっちゃ丁寧に設計するし、図で説明するのが上手い人が多いです。

考えてみると、業務の大半って、人から人へ自分の考えを伝えることなんですね。そこを「汲んで」とかやると、意思伝達のミスが多発して、最後はおかしなことになるのだと思います。

3. 根拠を示す

入社してから公式ドキュメントを読むことが増えました。社内ではレビューが盛んに行われます。そこでは、その技術判断をした根拠が必要です。まさか「よくわからないけどQiita読んで適当にやってたらできましたー(・_・)ノ」じゃダメですよねw

意見を言う時に根拠がないと、こう言うしかありません。

「俺が正しい。俺を信じろ!」

それで付いてくる人は少なくともエンジニアじゃなさそうです。。。

なぜsusumuisは熱い想いを実現できなかったのか!

自分がダメだったのは、この逆だったからです/(^o^)\

頭の中にあった「熱い想い」が、実はちっとも伝わってなかったんですね!それは失脚するわけです!

まとめ

susumuisがビープラウドに入社して2年を振り返りました。

  1. 「良い技術チームを作りたい」という熱い思いが実現できなかった悔しさを持って転職した
  2. その結果学んだのは次のことだった
    1. 時間を大切に。説明は簡潔に。
    2. 相手に伝わりやすく伝える努力をする
    3. 根拠を示して説明する
  3. たとえ熱い想いがあっても伝える努力をしなければちっとも伝わらない

もっと技術的な記事になるかと思ったけど、意外な結果だったなと思います。もちろん技術も学びました。Pythonは不安なく書けるようになったし、機械学習も学びました。でも技術は前提として、致命的な問題によってそれが活かせてなかったのかもしれません。

BeProudコミュニケーションガイド

現在社内でライフスタイル・コミュニケーションを作成中です。まだ策定中のβ版ですが、リポジトリは公開されています: beproud-guide 。読んでみると結構この記事で書いたことと近いことが書かれていると思います。