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「Swift」という名のバンドを見つけたから、エンジニア代表として話を聞いてきた

皆さん、Swift書いてますか?

今やObjective-Cじゃなくて、iOSアプリ開発はSwiftです!今年は「Android、もしやお前も!?」みたいな噂もあったりしました。既に多くの企業が注目していると言われる言語、もうエンジニアたるもの勉強しておかなければヤバイ雰囲気があります。

そんな中、今日はプログラム言語ではなく同じ「Swift」という名前で活動しているバンドを見つけたので紹介します。まあ、こじつけネタwwwと言わず、読んで欲しく思います。というのは、なんてGooglavility低いバンド名なんだ! さぞかし、SEOでは苦労しているだろうと、興味が湧いて、勢いでインタビューしてみたら、想像以上にイイ話が聞けてしまいました。

Swiftとは

Swift は、《会社》をコンセプトにして2015年4月から活動を開始したバンドグループで、リーダー兼ギタリストのホッタとヴォーカルの多田を中心に活動中。代表曲は「オレンジ」「手のひら」「BRAVER

リーダーのホッタくんと僕の仲

何を隠そう、僕とホッタくんは小学校の同級生で、今回のインタビューは久しぶりの再会でした。なので終始砕けた会話になっていることを、ご容赦ください。

もちろん、文章を校正して固い言葉に直すこともできたのですが、彼の人間性、思いを伝えるには、このままの方が良いと思います。

ホッタくん

ホッタくん

Swiftの名前は「響き」で選んだ

susumuis: 早速だけど、Swiftの名前の由来ってなに?

ホッタ: 由来?そうだなあ。「響き」かな。

susumuis: 響き?

ホッタ: 「優しい」「耳馴染みの良い」感じ。ほら、印象ってあるじゃん。強そうな人は強そうな名前だし、僕も一緒にやってるタダくん(「ハリー」って呼んでるんだけど)も、僕ら二人「優しい」イメージって言われるんだ。

susumuis: へえ

ホッタ: 第一印象で決めるのは良くないけど、人の性格って顔に出るよね。バンドにとっては、名前が一つの「顔」で「名刺」なんだよ!

susumuis: Appleの言語と名前がかぶったのはどう思うの?

ホッタ: 実はあっちの方が先で、知ってたんだよね。あと、音楽の世界では世界一稼いだ女性アーティスト「テイラー・スウィフト」もいるし、検索で勝てるわけがない!それでも「僕らに合ってるね」って選んだんだ

susumuis: 今検索してみたら、金融業界でも、SWIFTって組織があるよ!

就職しても音楽はできる!

ホッタ: Swiftのメンバーって実は全員就職しているんだ。仕事をやりながらでも、やりたいことを実現したいと思ってる。みんな仕事には責任があるから、それは守っていきたい。だから、仕事が最優先で活動してる。

susumuis: そうなんだ!

ホッタ: 「会社があるから」諦めてるやつ多いんじゃないかな?でも、「挑戦した?」「やろうとすればできるじゃん!」って証明したい。挑戦しないで口だけの人多いから。

susumuis: 僕らエンジニアの世界でもそういうのあるよ!「仕事が忙しい!」とか言って挑戦しない人。でも、やっている人はやっていて、気がついたら大きく差が開いちゃうんだよね。

ホッタ: でも、正直続けることの難しさはあるよ。「日本は音楽を続けるのは難しい」と言われるんだ。「バイトで生計立てて夢を目指す」人が多いんだけど、最終的に諦めるんだよね。「そろそろ就職しなきゃ」って言って。でも、「就職してもできるよ!って伝えたい。

「責任ある仕事をしている」というホッタの会社の名刺を見せてもらったら、とても立派な肩書がついていました!

《会社》をコンセプトにしたのは、人の大切さを伝えたいから

susumuis: コンセプトは「会社」ってことだよね。でも、正直言うと申し訳ないんだけど「会社」ってほら、ネガティブなイメージあって!「今日も残業だ。」とかへとへとになって、ライブに行ったら「また会社kayo。。。」みたいにならないの?

ホッタ: 会社ってそういうイメージもあるよねー。。。でも僕らにとっては「会社」=「ファミリー」なんだ。同じ目標を持って、志は同じでやりたいことをやる。そういう人たちが集まっていれば「辛いことがあっても、楽しい」と思えることが多いんじゃないかな!

「家族型経営」と呼ばれた会社の姿。それこそが真の会社のあり方なのかもしれません。リストラや経営合理化による非正規雇用の増加で「人が駒のように扱われている」今が異常なのかも。今こそ、「会社」をテーマにしたバンドをやる意味があるじゃないかと、聞いていて思っていました。

現実は厳しいけど、僕達は恵まれている!

ホッタ: そういうわけで、僕らは「仕事を大事にする」って事情だから、あまり多く活動ができないんだ。ライブも年に数回しかできない。普通のバンドは活動をしなければファンが減ってしまうから普通はライブを一杯やるんだ。別のバンドと共同でライブやったりしてね。そういうのを「タイバン」って言うんだけど。そして赤字でもライブをやる。僕らはそのやり方はどうなのかな?って思っているよ。

susumuis: それでもこの間のライブではライブハウスを満員にして大盛り上がりだったよね!あの時は何人いたの?

ホッタ: 100人くらいだよ!僕たちみたいに、バックボーンがない、事務所がついているわけでもない、そういうスタイルでは、この人数は多い方だと思う。僕達は恵まれているって思うよ!

「オレンジ」を卒業ソングとして広げたい

susumuis: 最初「オレンジ」や「手のひら」を聴いた時、「なんて優しい歌なんだろう」って思ったよ。あの曲はどういう思いが込められているの?

ホッタ: 「オレンジ」は「卒業」をテーマにしているんだけど、「卒業しても会えるでしょう?また違う仕事で繋がれるじゃん!その時は、当時と同じ距離感で接することができたら素敵だよね!」って思いが込められてるんだ。

susumuis: ITエンジニア代表として共感する!僕らは比較的流動性の激しい職業で「転職」ってありふれているんだ。お陰でしょっちゅう「卒業」してる。で、前に仕事したことがる人と、また一緒に仕事してたりするよ!だから、「卒業」のたびにこの人とまた仕事ができる日が来る!って思ってる。今の時代の「卒業」ってそうなのかもね。SNSの普及で普通に会えるし。

ホッタ: できれば卒業ソングとして定着させたいな。学校とかで、卒業式に合唱してくれたらいいな。

真面目にやっているから、ファンが離れない

susumuis: 偏見で申し訳ないけど「バンドマン」ってチャラいやつが多いってイメージあるじゃん。実際はどうなの?

ホッタ: 実際そういうの多いよ。僕らは先輩にも「お前らは本当に真面目だな」って言われるよ。だからなのかもしれないけど、一度ファンになったら離れる人が少ないように思う。

中学生の女の子が自分を「尊敬する人」と言ってくれた

ホッタ: 今までで一番うれしかったことで、中学生の女の子が学校の発表で自分を「尊敬する人」として紹介してくれたんだ。

susumuis: その子は元からの知り合い?

ホッタ: いや、元は相方のファンでライブに来てくれたんだけど、僕とは初対面。ネット番組とかで僕の思いとかを知ってくれて。

susumuis: それは嬉しいね!思うんだけど、バンドとか、アイドルとか表に出る人は若い人に影響を与えるから「ちゃらい」とかじゃなくてお手本としての責任も感じてるんじゃないかな。

ホッタ: そういう意味だと、TwitterとかSNSには気を遣っているよ!若い子が見ているから、自分がどう見られてるか。常にポジティブにして、ネガティブな言葉は書かないように気をつけてる。そこはオープンな場だから。仲間内だけのクローズドな場所じゃないからね。

今後は活動を加速していきたい!

susumuis: 今後の展望とかはあるんですか?

ホッタ: 活動を長く続けていきたいと思う。来年の4月で活動3年目なのでアクセルを踏んで活動をスピードアップしたいと思ってる。ライブ会場を大きくしたりね。それは大変になるかもしれないけど、沢山の人に知ってもらえたら良いなって。でも、いろんなことに手を出したら中途半端になるから、絞って行きたいとは思ってるよ。

susumuis: 期待してます!

今の時代は「人」が中心

ホッタくんの話を聞いていると、彼は思ったことを本当に率直に話してくれる人だなと思いました。そして根が明るいから、話してるこっちもだんだん楽しくなってきました。

彼らから学べることはこういうことなんじゃないかと思いますが、これは我々エンジニアにも大切なことだと思います。

  • 挑戦すること
  • 人を大切にすること
  • まじめにコツコツやること

これからも一層活躍されることをお祈りします。

ライブ情報

2月11日にワンマンライブがあります!

http://www.swift-inc.net/news