Monthly Archives: 12月 2010

Apple製品超初心者がiPod touchを購入してみた




今まで僕は、

「Apple製品に興味はない。MacもiPodも手を出さない」

と言い続けていたのですが、時代に波に逆らえず、iPod touch (32GB) を買ってしまいました。

いや、本当はAndroidの方が興味があるんですけど、なんか携帯キャリア製のを買うと維持費が高いし、海外製品をという勇気も今はないし、それ以上に、音楽ファイルをiTunesで管理して、あまつさえApple LossLessエンコードなんて使ってしまっているので、携帯プレーヤが欲しいなあなんて思ったら、完全にiPodに囲い込まれ、ついでだから、iPhoneっぽいtouch買うかー……とか完全にはめられてます。さすがです!

あとね、最近、動画に興味があるんですよね。家庭の事情で夜出かけられないので、IT勉強会とか、Ustで見たいと思っていましたし、それに加えて、最新型のiPod touchにはカメラが付いているというので、自分もなんか撮影してやってみたくなってしまって、中古を安く買うのではなく、新型をキャッシュで!してしまいました。

まあ、なんとなく良さそうなAndroidに対し、音楽プレーヤという強烈に具体的な用途を明示してくれるiPod touchが強い。コロリと落ちてしまった次第です。まだAndroid良さそうと思ってるんだけどねえ……

「飲み物代ケチって水道水を飲んでるような人に、2万5千円も、現金で買い物させるなんて、流石過ぎます!」

で、そんなわけで、うちにiPod touchが来ました。まずは色々試してみましょう。

うぉ!いきなりiTunesにつなげだと!しかもネットつながんなきゃ何も出来ないじゃないか!

そんなことも田舎者の僕は知りません。部屋の隅にしまっていた古いノートPCを出してきて、ネット回線は、Willcomのアドエスを持っていたので、それでWifi Snapを立ち上げて接続しました。「おっせーけどね」


そんなわけで、以下感想。

最初は慣れない

まあ、いきなりiTunesつなげとか、知らなかった人にはびっくりしますね。

慣れてくると、使える

何が出来るのかが明確なインターフェイスに感じます。国内Android端末の場合で噂に聞く、「使えないアプリがいっぱいプリインストールでUZeee」ということもなく、メニューに表示されるアプリ群はシンプルでいいですね。

タッチパネルいいね

静電容量式タッチパネルとやら、知り合いのアンドロイドマニアが、感圧式との違いを強調している意味がわかりました。
キーロックせずにポケットに入れても誤動作しないんですね!PHSの遅いの回線で待ち時間とか発生するのですが、その間に別の作業をしようと両手を開けるために、その都度キーロックをON/OFFするのはするのでめんどくさかったです。
iPod touchならそのままポケットに入れてしまえばいいですね!

フリック入力……できません>_

いいのは分かるんですが、なんか、画面をこすって入力するというセンスが、自分的に嫌な感じがするので、Qwertyキーボードを使っています。ベル打ちが出来ればそれがベストなんですが……。

カメラが使える

iPhone4に比べ、画質が低いと定評のiPod touchのカメラですが、iPod touchで撮影し、iPod touchで鑑賞する限りは、けっこうナイスな感じがします。たしかに画素数は低いですが、画像エンジンが頑張っているのかもしれません。暗がりでもホワイトバランスが狂わず、ノイズもまあまあマシな感じです。

PCに転送しちゃうと、荒が目立つんだけどね。これも縮小してブログに貼るとかだったらいいんじゃない?

元高校写真部の僕から言わせれば、近頃のデジカメの高画素化はついていけません。容量食うだけかと。
400万画素のカメラ(当時としてはかなりハイエンド)で、A4光沢紙に印刷して、学校行事で展示していましたから。
紙に印刷するのではなく、ディスプレイで鑑賞する用途がさらに今後増えていくでしょう。そうなったら、さらに、画素数はいらず、むしろ、表示速度の面で、以下に低画素で「使える」絵を作るかが鍵だと思います。

動画もきれいだよね。ただ、デフォルトのHDサイズで撮影してしまうと、容量が大きすぎるので、Camcorderというアプリを使ってVGAサイズで撮影していこうと思います。

意外にも、自分撮りをするといい感じです。画質も画角もちょうどいい感じで、自分の顔をLive中継する…なんてことはあるのか分かりませんが、あたかも隣にカメラマンがいるかのような視点で自分を撮影できて、散歩中の自分を撮ってみたりすると、面白いです。

ということで、iPod touchのカメラの機能には満足しました。

容量は32GBにしてよかった

無駄に大容量にするとか嫌いなので、8GBにするか迷ったのですが、結論から言って、32GBで良かったです。ビデオ撮影とか、動画保存とかすると、すぐ容量食うので。

自分はiTunesライブラリフォルダを8GBのUSBメモリに保存して持ち歩いてる(本当はiTunes自体をUSBから起動したい)のですが、アプリと写真と自分で撮ったビデオはiTunesライブラリとは別系統なのと、なにやらシステム用に何GBか容量を食うようなので(最初から29GBしか領域が見えない)、ここはケチって8GBにしなくて良かったと思います。

Safariが使える

今までアドエスのOpera Miniを使っていました。Opera Miniの方が、ブラウジングは速いのかもしれませんが、使いやすさと再現性では、iPod touchのSafariの方がいいですね。
Opera MiniでECサイトを使ってると肝心なところで先へ進めなくて残念な思いをすることがありましたが、今のところ、Safariではそのような事態には遭遇していません。

よく出来たメディアプレイヤーである

iTunes自体がメディアプレイヤーですから、それと同期するという意味では、よく出来たメディアプレイヤーですね。

今までもWindows Mobileで動画とかみようと思えば見れたのですが、変換して、コピーして、メディアプレーヤから選択して…という操作が億劫でやってませんでした。そこへいくと、iTunesにドラッグしたら即同期だもんね!こりゃいいわ。

音楽聞きながら席を移動できる

今まで、デスクトップPCにイヤホンつなげてiTunesで音楽を聴いていたのですが、例えばトイレに行きたくなったときに、音楽を止めるか、我慢するか、流しっぱなしでトイレに行ってしまって、もどってきたときには曲が終わっているかのどれかしかなく、結局我慢してしまうということが発生していました。

生理現象は地味に重要な悩みであります。

自宅にネットが欲しくなった

とあるところで、Wifi接続をしてみたところ、全然使用感が違いました。やっぱりWillcom回線では辛いようです。Youtubeまともに見れないしね。ということで……

ポリシー曲げて、ADSL12M申し込んでしまいました

公衆無線LANやFONスポットによく繋がる

都内在住なので、恩恵に授かってます。山の手線内だと、Livedoorスポットが、交差点の度に出てくるので、FONアカウントを持っていると重宝します。ログイン画面がもっさりした感じなのが、残念ですが。

アクセスポイントの切り替えも、サクサクできるので快適です。アドエスのWindowsMobileだと、固まったりしてイライラしてたので、使えても使う気にすらならなかったです。

結論

(ある意味)生活が変わった

これがAppleの力だというのなら、すごいぜ!
アプリ作りたくなったyo
もしかして、次はMacなのか?

2010/12/27 追記

無線LANや、容量について、自分撮り追記した。
表記を、(iPodTouchからiPod touchに改めた)

未来を案じられるJavaに対してこっそりつぶやく

http://togetter.com/li/78184 より爆弾発言

ひがさん: Javaに未来はない

一方、Javaでサービス作って運用してて、Javaでなければ大変な目に遭っていた、Javaマンセーな日々な僕がいます。ああ、そうか。Javaに「現在」はあるってことかと思いました。

考えてみると、DIもAOPもユニットテストも、ブレイクしてから、自分が会社の製品で実際に導入するまで2〜3年遅れてやってきて、それでも困っていないというのが実感です。ここまで来ると、ブログとか書籍とか情報が十分蓄積されているのでハマらない……というはずが、実はハマるというのが実感なので、先を行っている人たちはさらに茨の道だったのだろうと。僕の立ち位置だと、例えば、S2Containerのソースコードを読むと解決するとかそういうレベルです。

ということは、アバウトな見積もりだと、僕はきっと、あと2,3年後に「Javaは終わった」と言うんでしょうね。きっと。思えておきます。

いいなあ、「未来」を語れる人達は……。

追記

試しにgoogleで「Java 未来」で検索してみると
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=Java%E3%80%80%E6%9C%AA%E6%9D%A5&aq=f&aqi=&aql=&oq=&gs_rfai=
こんな感じで、時期が、2009年、2003年、2001年ってバラバラでしたw

節目節目で、未来を案じられる言語なのですね。なんか、感慨を覚えます。

ついでに、「C 未来」「PHP 未来」「.NET 未来」と比較しようと思ったのですが、これらはSEO的にナンセンス(Cは短すぎ、PHPはPHP研究所とかぶる、.NETはNETで検索されてしまう)なので、比較にならなかったのが残念です。

追々記

Togetterをよく読めばわかりますが、ひがさんの発言の趣旨は、サーバーサイドJavaはありだけど、ハイリスクハイリターンに挑戦したいからサーバーサイドJSをやるってことのようです。ひがさんらしいです。2,3年後に、その轍を踏む想定で、まじめに注目します!

千葉県石尊山に登ったこと

最近ネタが切れているので、個人的なことでごめんなさい。

またまた学生の頃の山の話です。山岳部の活動として、丹沢や奥多摩に登ることはあっても、千葉県の山に登ることはめったにありません。それはそうです。千葉県には高い山がないのです。例えば、鋸山は、海岸に近いし、急な崖があるし、高いイメージありますが、実は標高329m 東京タワーに負けてます。県内最高峰の愛宕山は408.2mで建設中のスカイツリーに負けてます。でも、山の魅力って何も高いだけじゃないですよね!

千葉県で生まれ育ち千葉県をこよなく愛する僕は、次のような山に個人的に行ってきました。

  • 大福山……紅葉が綺麗でした。標高292m
  • 鋸山……一等三角点が、日本寺裏の立ち入り禁止っぽいロープの向こう側にひっそりとあるの知ってますか?日本寺の拝観料を払って一言言えば通してもらえます。
  • 石尊山……今回取り上げます。

今日はそのうち、石尊山(標高348m)に登ったときの話をします。

ところで、山岳部ってのは、とてもしっかりしている組織です。ちゃんと、調査して、計画書を提出し、部長やOBのコーチに許可を得なければ山に入ることは認められません。勝手に登ったことがバレると最悪除名処分が下ります。とはいえ、高尾山に登ってビールを飲む時にわざわざこんな手続きはしません(笑)が、今回は部内的には未開のエリアということと、近年近くで遭難騒ぎ(http://www.jwaf.jp/magazine/backnumber/2004/0402-1.html)があったこともあって、真面目に正式なフローに乗せました。



資料といえば、分県登山ガイドがあるくらいです。あとはWeb上の情報がありますが、信用度の点であまり使用できません。通常の山行計画では、所轄機関に電話をしたりします。北アルプスの山とかだと、長野県山岳救助隊や富山県山岳警備隊が、至極の情報を提供してくれます。「警察に電話…」というのがちょっと緊張しますが、よくお世話になりました。山小屋が営業している山域では、山小屋に直接聞くこともします。しかし、今回の場合は、そのような救助隊も、山小屋もないで、僕は、君津市の観光協会に電話をしました。

「もしもし、石尊山に登りたいのですが、山の情報などをお尋ねするのはこちらでよろしいでしょうか?」

若い男性の係員が答えるには、詳しい人はいないとのこと。しかし、「詳しい人を知っているから、その人の電話番号を教えるので、その人に聞いて欲しい」と、「ゲンダさん」という方を紹介してくれました。面識もない、個人の方に突然お電話を差し上げるというのも、ちょっと恐る恐るだったのすが、その人に聞かないと調査が完了できないので、電話しました。電話の向こうに出たのは初老くらいの男性でした。ゲンダさんは、
「東京の山岳部の方が登るような山ではないと思いますよ。近所では小学生が長靴で登っていますが……」
とおっしゃい、しかし、突然電話をかけてきた若者に、とても親切に詳しく説明してくれました。ついでに今回は登らない周辺の山々のことも教えていただきました。ずうずうしくてごめんなさい。電話口で教わったことをメモして、計画書を作成、無事許可が下りたので、あとは登るだけです。

当日は爽やかな快晴でした。上総亀山駅から、バスで終点まで行くと、カントウタンポポなど色とりどりの野花が迎えてくれました。ヒルが出るとのことで、長ズボンの裾に輪ゴムをかけて登りました。休憩なしで一気の山頂に到達できました。30分くらいかかったと思います。ゲンダさんに教わったとおり、途中で「表参道」と「裏参道」に分かれていました。教わったとおり「裏参道」を選択しました。下山時に「表参道」を使ってみましたが、なるほど、たしかに崩れた石段がかえって登り下りしにくくなっていました。下山後は、登山口近くに温泉施設に入りました。700円くらいだったと思います。時間も体力もあるので、バスに乗らず、上総亀山駅まで歩きました。途中の商店で地酒を買いました。(http://www.chuokai-chiba.or.jp/sake/kura/kura6.html

楽しい休日を満喫できたので、ゲンダさんにお礼をしようと思ったのですが、うっかりお礼状を送るための住所を聞き忘れてしまっていました。再度突然電話するというのも、また失礼かと思い、結局、今日までもやもやしたまま過ごしてしまいました。

ゲンダさんがこのブログを読まれている可能性は低いと思いますが、しかし、僕はここで、ゲンダさんにお礼を申し上げようと思います。その節はありがとうございました。